舞台美術の仕事をのぞいてみる

俳優座劇場

製作課

製作課

大道具全体の根幹を支えており、舞台・TVセット等様々な要求を基に依頼を形にしていく第一段階です。大半の作業は木材と向き合い、時にアルミ・鉄・FRPといった異素材を連携させて形作る、多種多様な作り方に精通したプロ集団。工場を支える重要な部署です。

作り方に特徴があり、テレビに映ったり舞台で観客に見えたりする部分以外は、極力余分な材料を使わないよう心がけています。また、各地へまわる旅公演のセットの場合、できるだけ簡単に組み立てられるようにする等、用途によって作り方や強度も変えています。

背景課

背景課

大道具の仕上げのセクション。
舞台装置家・TVデザイナーの要望を再現する部署。
信頼を得られるか、なくすか、ここで決まるといってよいほど工場・会社にとって重要なセクションです。

60年を超えてもなお継続してこられたのは、直接的にこのセクションを含めた弊社への評価と自負しております。

造形課

造形課

新しい素材、作り方に敏感な部署です。
スチロールからFRP、シリコンの型取り、鉄等、多種多様なものを使い、自在にコントロールして形にしていきます。

俳優座ユニット・レリーフ等、オリジナル商品もここから生み出されています。

PS(プロダクトサポート)課

PS課 NCルーター室

PS課 NCルーター室

NCルーター(カッティングマシン)を使用して、大道具デザイナーのイメージを忠実に再現できる環境が構築されています。

この機械の使い方は様々あり、弊社ではデザイン図面から使用大の大きさに拡大する作業や、制作物の原寸サイズのイメージ作成等に使用しており、全体の時間短縮に貢献しています。
その他にも種々様々な可能性があり、これから大きく伸びていくことが予想される部門です。

PS課 出力室

PS課 出力室

今やデザイナーからの発注図面は、Illustrator等のデジタルデータで送られてくることがほとんどです。小さな図面上のデジタルデータを、正確に拡大縮小を加え、所定のものにラッピングして大道具に組み込んでいます。

大きなものは壁全面、小さなものはレポーターが持つマイクに貼り付ける番組ロゴまで、様々なものに対応しています。

PS課 経師

PS課 経師

経師とは、元々ふすまや障子を貼る仕事をする人のことを指します。
つまり経師係とは、製作係で組み上げられた製作物に壁紙等を貼り、仕上げるセクションのことです。
時代のニーズに合わせ、新素材にも対応しています。

さらにここでは貼る面積を厳密に計算し、極力無駄な資材を使用しないといったルールが存在しています。
目に見えにくい生産協力で、大切な姿勢を具現化しているセクションです。

進行係

進行係

工場における全作業の進行状況に関わる部署です。

忙しく飛び回る営業と綿密に連携。
製作途中の大道具が次のセクションにスムーズに移動できるような手配や限りあるスペースの有効利用等、最後の道具送り出しまでを担う、重要なセクションです。

ここをおろそかにしてしまうと、現場に着く大道具のイメージを損なうため、チェックを厳しく行っています。

資材・倉庫管理・解体係

資材・倉庫管理・解体係

釘、プラスティック、木材、壁紙、接着剤、工具や脚立など、大道具製作に関わる全ての物品を調達することと、使い終わったセットを解体し、使えるものを保管したりするセクションです。

保管するか処分するかを判断して、繰り返し使えるものはできるだけ保管し、次に役立てています。

営業部

営業部

製品の受発注を取り仕切っている極めて重要なセクションです。主にテレビ局や美術製作会社、演劇関係の製作会社・舞台装置家より仕事を受注し、予算・経費の見積もり折衝を行っています。

工場・外部依頼を含め、営業担当者の元に情報が集約されます。

舞台装置家&TVデザイナーから受け取る1つのデータから、現場で形になるまでを見守る、社の中核というべき部署です。

会社の看板を背負う強さ、折れない心を持つ柔軟さが求められます。

公演係

公演係

劇場でセットの建て込みを行うセクションです。
基本的に1劇場あたり10名前後で行うことが多いです。

実際にセットを建てるというよりは、建て込みスタッフに指示を出し、順調に建て込みが進むようにします。大掛かりなセットが必要な全国公演の場合は、スタッフとして付き添う場合もあります。

舞台美術家の要望を最後まで叶えるという姿勢を崩さない――。ここも会社の看板を担う、特に強い足腰を持った部署です。

スタジオ運用係

スタジオ運用係

安全基準の高いTV業界に対応するために、日々努力しなければならない部署。

情報漏洩の基準の高さにより、稀に慌ただしい製作になることもありますが、作業の建て込みのときには「慌てず騒がず」をモットーに、安全第一で大道具を建て込みます。