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舞台の「記憶」を未来へつなぐ——『焼肉ドラゴン』舞台装置の保存と活用について

舞台の「記憶」を未来へつなぐ——『焼肉ドラゴン』舞台装置の保存と活用について

先日、新国立劇場にて深い感動と共に幕を閉じた『焼肉ドラゴン』。
株式会社俳優座劇場は、新国立劇場の協力を得て、美術家・島次郎氏が手掛けた本作品の舞台装置を

解体・廃棄することなく、大切に保管し、活用していくことを決定いたしました。

本来、舞台装置は公演と共にその役割を終える運命にあります。
しかし、職人の技術と美術家の思想が凝縮されたこの舞台装置は、演劇の熱量を今に伝える貴重な財産です。
掲載した写真にあるパネル裏の寄せ書きは、作品に関わった人々の息遣いそのものです。

 

今後は、地域文化イベントや若手技術者の教育などを通して、舞台装置に宿る想いを伝えていきたいと思います。
「つくって終わりではない」——この取り組みが、演劇界全体の技術継承と発展への温かい灯火となることを願っています。

(写真提供:新国立劇場 / 美術:島 次郎 氏)