デザインエンジニアリング課
デザインエンジニアリング課
デザイン・エンジニアリングは株式会社俳優座劇場の「道を切り拓く」為に新設された部署です。私たちは、デザインの力が持つ無限の可能性と、ものづくりに不可欠な図面、そして、舞台装置における「仕掛け物」と呼ばれてきた工夫をワンチームで担います。
一見バラバラなそれぞれの役割ですが、お互いに深く関わりがあるため、ひとつの課として構成されています。時には「個」で。時には「チーム」で目標の達成に向けて尽力しています。また、私たちの部署では定期的に勉強会を開催し、部材の強度や重心・転倒について学んでいます。デザイン・エンジニアリング課は株式会社俳優座劇場の「進化」を司る部署として貢献しています。
【製図担当】
お客様のイメージ図を形にするため、製作用図面として描き起こします。ここでしっかりと出来上がりをしっかりと精査することで、後工程におけるものづくりをスムーズにします。その役割は重要です。しかしながら、自身が製図した舞台装置が形になった時の達成感は何物にも代えがたいものがあります。
【デザイン担当】
「デザインの力で世界を楽しく!」という思いを掲げ、あらゆるものをデザインします。舞台装置はもちろん、社内のサイン関係まで私たちが手掛けています。デザインの力は人を幸せにすることができると信じています。湧き出る想像力で株式会社俳優座劇場の付加価値を高めていきます。
【機構担当】
古の時代より「仕掛け物」と呼ばれ、舞台演出を影で支えてきたその技術。私たちはそれを現代における機構として位置付け、舞台装置の可能性を広げます。仮設電動ユニット盆「リボルビングステージ」から、シンプルな仕掛け物まで様々な事案を手掛け、とにかくシンプルな設計を目指しています。㈱メカストテクノロジー様を機構設計ディレクターとして迎え、更なる飛躍を目指しています。
社員インタビュー
2008年入社
担当している業務
技術部作図課にて、製作図面の作成を担当しています。
舞台監督さんやデザイナーさんのプランを実現するためには、どのような素材を使って、どのようなパーツに分けて製作すれば良いか、営業部の担当者や工場の担当者と相談しながら、図面を作成しています。
Q: この仕事に就くことになったきっかけ、俳優座劇場に入社することになったきっかけを教えてください。
コンサート業界に興味があり、音響や照明について勉強するために演劇科のある4年制大学に入りました。
学内公演の裏方を務める際に「音響か照明がやりたい」と希望を出したところ、実習担当の先生に「あなたは男子なので大道具」と言われて、大道具班に配属されたことが大道具人生のスタートです。
手先が不器用なので図工や美術は苦手だったのですが、チームでコツコツと作った部品が組み合わさって、巨大な大道具として形になる楽しさに夢中になりました。
就職活動の時期を迎えて、大道具製作会社に数社エントリーしたものの、書類選考で落ちたり、面接で落ちたり… 唯一内定を貰えたのが俳優座劇場でした。
Q: 実際に働いてみて、職場や会社に対してどんなイメージをお持ちですか?
インターンシップやアルバイトの経験から、大道具さんは愛想が悪くて怖いというイメージが強かったのですが、俳優座劇場に入社してアットホームな雰囲気に驚きました。
この10年で女性の社員も増えて社員の年齢層も若くなりました。新しい設備投資や新しいチャレンジも増えて、これからさらに成長できる会社だと思います。
技術部作図課も発足したばかりの新しい部署ですが、会社の発展に繋がるよう日々模索しています。
Q: 俳優座劇場で働く醍醐味、面白さは何ですか?
俳優座劇場は、諸先輩が築いてくれた信用があるため、クライアントも多く、多種多様な仕事を経験することができます。
お客様、自社の先輩・後輩・同僚、協力会社の担当者様… 全く違う人生を歩んできた人や、違う発想を持っている人との出会いがあることが、一番の醍醐味です。
たくさんの出会いのおかげで成長することができたと思います。
Q: 求職者の方へメッセージをお願いします。
「大道具」という仕事に興味を持つきっかけは、人それぞれだと思います。
ものを作ることが好きな人、絵が好きな人、彫刻が好きな人、お芝居やテレビを観るのが好きな人…もちろん「好き」だけでは続かないですが、「好き」じゃないとできない仕事だと思います。
このホームページを見て、皆さんの「好き」が活かせる職場があれば、エントリーしていただけると幸いです。