製作課

製作課

製作課は大道具全体の根幹を支えるという、重要な役割を担っている部署です。
木材やアルミ・鉄といった素材を組み合わせ、小さなものから大きなものまで何でも作ります。伝統的な技法と最新の手法を複合させることで、お客様の理想をさらに超える製作物に仕上げていきます。
大道具は舞台の“基礎”にあたる部分のため、「上に何人乗るのか」「どんな動きをするのか」が重要であり、出演者の命を預かる仕事とも言えるでしょう。

製作とは、単に依頼された道具を用意すればいいというわけではありません。なぜなら、テレビ番組に使うのであれば特番なのかレギュラー番組なのか、舞台なら上演回数は少ないのか全国公演なのかなど、用途や使用頻度によって建て方や見せ方は大きく異なるからです。
俳優座劇場では製作において、観客から見えない部分は簡素化したり、古材を再利用したりと、SDGs達成に貢献できるような工夫も凝らしています。一人ひとりの技術・知識・経験を結集させ、巨大な舞台セットを作り上げます。

社員インタビュー

2006年入社

担当している業務

製作課係長
主に打ち合わせの参加、各部署とのすり合わせ、班のスケジュール組み、製作図面の書き抜き製作になります。+管理職業務(ミーティングや事務作業)

Q: この仕事に就くことになったきっかけ、俳優座劇場に入社することになったきっかけを教えてください。

ものづくりに興味があり、飽き性な性格だったため、色々なものつくりをしている会社に魅力を感じ、ここなら続けられそうだなと思い選びました。

Q: 実際に働いてみて、今の職場、今の会社に対してどんなイメージをお持ちですか?

自分が入社した時に比べると演劇関係の仕事が中心になっていて、業界の特性上、受注生産、短納期の案件が多いように感じます。会社も働き方改革の週休2日制導入により平日の仕事内容が濃くなった印象です。

Q: 会社で働く醍醐味、面白さとはどんなことですか?

製作課は工場での作業が中心で、最後の組みあがった大きいセットを見る機会が少ないので、実際に現場で働いている人たちと比べると達成感や醍醐味を感じにくい部署ですが、現場から上がってくる現場報告の写真や、うまくいった等の言葉をもらうと、頑張ってよかったなと思えることや、舞台、T V を通して目にすることがあると単純に嬉しくなりますね。

Q: この記事は求職者の方々もご覧になります。もしかすると未来の後輩になるかも知れない方々に、何かメッセージをお願いします。

昔は仕事は見て覚えるから、自分が入社した時くらい? から変わりはじめ、先輩方から仕事を教えてもらい、仕事を後輩に教え、仕事を覚える。 職人の世界では見習いという言葉があると思いますが、見習いとは見て習う、最初は見ても何もわからないと思いますが、やってみて、出来なくて、見て、習って(盗む) 、考える。色々な人とコミュニケーションをとって仕事を教わり覚える、を繰り返して、いつの日か一人前の大道具になってみたい方、いっしょに働きましょっ。(自分はまだまだ半人前ですが、、、)